冷え性が原因で五十肩に?

五十肩や四十肩の一般的に言われている原因は運動不足、横向きで寝る
過去の怪我、老化が一般的に言われている原因ですが、現代人。。。
特に女性に多いタイプの五十肩・四十肩の原因についてお話します。
今回お話する五十肩・四十肩の原因は冷え性です。
冷え性について話す前にWHO(世界保険機関)が提唱している
適正体温(健康的な体温)と定めているのが36.5〜37℃と言われています。
2008年に調査された日本人の平均体温が36、2℃だったのに対し1957年
の平均体温は36、9℃と50年で約50年で0、7℃も低下しています。
余談ですが、、、体温は1℃下がると、、、
・免疫力が30%低下
・基礎代謝12%低下
・酵素の働き50%低下
という状態になります。つまり、風邪をひきやすかったり、花粉症を含む
アレルギーになりやすい状態になります。低体温に関する詳しい内容は
ここでは、さけますが体温が低いとろくなことがないということです!
冷え性が原因で五十肩に!?
では、冷え性がなぜ五十肩・四十肩を引き起してしまうのか?という
と冷えによって
・筋肉が硬くなってしまう
・血流が悪くなってしまう
などの状態に陥ってしまいます。この状態になってしまうとちょっとした
動きだけでも筋肉疲労を引き起こしやすくなります。この状態が長引くことで
特に五十肩を引き起こしやすいのが、末端冷え性と呼ばれるタイプの冷え性
です。一般的な冷え性は下半身を中心とした冷えですが、この末端冷え性とは
下半身だけではなく手や腕も冷えてしまいます。この手や腕の冷えが肩周囲
を冷やしてしまい、筋肉の硬さの原因を作り、正常な肩関節の可動域を確保
できなくなり積もり積もって肩関節内で炎症を引き起こしまいます。
現代人になぜ、冷え性や低体温が多いのかというとこれは現代人の生活習慣
にあります。生活習慣・食習慣などさまざまな要因があります。
生活習慣でいうと、不規則な生活リズムが原因であることが多く
例えば、夜勤がある仕事をしていたり残業が多い仕事をしている。
仕事を家に持ち帰るなど生活リズムが悪くなります。
それを繰り返していることで、身体にかかる肉体的な負担だけでは
なく、精神的な負担が身体に悪影響を及ぼし血流が悪くなり身体が
冷えてしまう原因になります。運動習慣でいうと、近年では健康志向
を持つ人が増えていますが、年齢的に若く働き盛りの年代や世代の
方であると運動する時間が確保できず、低体温や冷え性の原因に
なります。基礎代謝(何もしていなくて自然に消費されるエネルギー)
の2割は筋肉が頑張っています。筋肉を使わなければ基礎代謝が低下
してしまいます。基礎代謝が低下すると、体温を上げることができなく
なりますし、血流が悪くなります。食習慣では、栄養バランスや食品
添加物が関連していると言われています。食の欧米化が進んでいたり
添加物が入っている冷凍食品やジャンクフードを食べる機会が多く
適切な栄養摂取ができていないことが近年増えてきています。
栄養バランスが悪いと軽度の栄養失調が起こってしまいます。
栄養失調は簡単に言うと、灯油ストーブに灯油を入れずに暖を
とっているのと同じ状態なので、熱を生み出すことができなく
なります。
上記のような、原因は一例でしかありませんがこれらの原因も
冷え性の原因になります。
冷え性(特に末端冷え性)になると四肢末端の冷たい血流が
肩関節周囲の筋肉を正常な状態に保つことができなくなり
筋肉がガチガチに固まってしまいます。その固まった状態
で腕を動かそうとするので、負担がたまりやがては肩関節
周囲に炎症を引き起こします。この炎症が五十肩・四十肩
と言われるものです。
炎症は一般的に72時間でピークに達すると言われていますが
ピークに達した後に適切な処置をしていなければその後は
慢性的な炎症になります。慢性的な炎症が長引くと夜中
寝ている時にズキズキと痛み眠ることができなくなり
日常生活や仕事などに悪影響を及ぼします。
日中の眠気や集中力の低下などさまざまな影響で出て
来ます。普段から身体を冷やさないように心がける
ことも重要です。
まとめ
現代人のほとんどが冷え性や低体温があり、これらが
五十肩を引き起こしていることがあります。
日常生活の中で出来るだけ肩関節周囲を冷やさない
ようにする、冷たい物の摂取を控える、肩の露出を
出来るだけ抑えるなどさまざまな取り組みが必要です。
冷え性は万病の元、五十肩・四十肩だけではなく
その他の疾患を引き起こすことがあるので
要注意です!!