本当に怖い腱板断裂

肩の痛みや運動制限を引き起こす疾患としてよく聞く「五十肩・四十肩」ですが
ごくまれに病院や整骨院や整体院などの施術所で検査を受けると肩関節と二の腕
を連結している「回旋筋腱板」というものが断裂していると言われることがあります。
この肩の痛みを感じるという点では五十肩・四十肩と共通していますが、五十肩や
四十肩と違い自然に症状が消失することがなく、腱板断裂になってしまうと施術や
特殊なリハビリを受ける必要があります。
五十肩セルフチェック
☑ 髪を洗う時や服を着る時や洗濯物を干す時など、
腕を上げる際に腕や肩に痛みや違和感があり不自由を感じる時がある
☑ 腕を上げた時に肩関節で変な音がする
☑ 肩関節よりも上に腕を上げることができない
☑ 腕は上がるが痛みがある
☑ 過去にスポーツや事故などで肩をケガしたことがある
そしてその痛みは回復していない
☑ それっぽい原因が思い当たらないのに肩が痛い
☑ 寝ていると肩関節がズキズキと疼いて眠れない日がある
※もし上記項目に1つでも当てはまる場合は
五十肩・四十肩や腱板断裂の可能性があるので
一度病院・施術所など、身体のチェックをして
もらうことをオススメします!!
[腱板断裂]と[五十肩・四十肩]との違いは?
五十肩・四十肩の特徴は肩の動きが悪くなり痛みがあり
髪を洗う時や服を着る時などさまざまな場面で腕を動かし
にくくなり放置すると肩関節の中で炎症を起こして
しまい腕を上げることができなくなります。
治療をしていくことが必要ですが1~2年ぐらいで症状
が消失するケースがあります。
一方、腱板断裂の場合は肩を上げる時に力が入りにくく
なったり肩関節が変な音が鳴ったりすることがあります。
これは二の腕の骨と肩甲骨をつなぐ腱が切れてしまって
いるため、骨と骨が勝手に動き回ってしまい腕を動かした
時に骨同士がぶつかってしまうからからです。
このような症状がある場合には病院での検査をオススメ
します。
しかし、腱板断裂には[完全断裂]と[不全断裂]というもの
があり、完全断裂は腱が完全に切れてしまっている状態で
不全断裂とは完全には切れていない状態です。
完全に切れているか切れていないかで病院で検査しても見落し
があることもあるのでセカンドオピニオンという制度を利用
するのもいいでしょう。それでも異常が見つからなければ
断裂の可能性は低いと考えてもいいのかもしれません。
腱板断裂の治療について
腱板断裂になったら、手術を行うか保存療法という
二つの選択肢があります。専門病院へ行くとかなりの確率で
手術を選択するケースが多くあります。理由としては
「手術をした方が効果がある」と言うのが病院側の表立った
理由ですが、裏事情としては、「手術をした方が利益になる」
「手術をすることで医師の実績や経験になる」ということ
が多いようです。本当はしなくていいのに手術を受けたと
いう人も多いようです。受けなくてもいい手術を回避したいので
あれば、治療方針の説明の時に手術以外に方法がないのか?
という確認やセカンドオピニオンという制度を使って他の医師
の話を聞いてみるといいかもしれません。
セカンドオピニオンを利用する時に気をつけなければならない
といけないのは違う意見が出た時にどう判断するのか?と
ところです。例えば、Aという医師が「手術をした方がいい」と
言いBという医師は「リハビリで十分良くなる」という意見が
出た時です。2人とも同じ意見であれば手術が必要な可能性が
ありますが、違う意見だとどちらが正しいのかが分からないですよね?
ここで、正しい選択をできるのか?というところで今後の人生が
大きく左右されます。現代はインターネットの発達により様々な
情報が手に入ります。そういう所から情報収集したり
専門機関に電話してみて聞いてみるのもいいと思います。
きっと、いいアドバイスを受けることができると思います。
まとめ
たかが、五十肩・四十肩と思っていると腱板断裂のように
大変なことになる可能性があります。最悪の事態を向かえない
ように対策を取っておかないといけません。普段から施術所
などでメンテナンスをしてもらう習慣をつけると最悪の事態
を向かえなくても済む可能性が高くなるので身体を大切に
する習慣を作っていきましょう!!